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【第115回看護国試】「止血機構」を持つのはどれ?わかりやすく解説!

第115回看護師国家試験

「止血機構を持つのはどれか」という問題は、看護師国家試験を突破するために確実に押さえておきたい重要テーマの1つです。

この出血を止める体の仕組みは、試験対策として大切なだけでなく、看護師として臨床の現場に出てからも毎日使うことになる必須の知識です。

しかし、教科書の文字だけでは一次止血や二次止血のプロセスが複雑に思えてしまい、苦手意識を持つ受験生も少なくありません。

そこで今回は、ややこしい用語を整理しながら、仕組みの全体像を分かりやすく解説します。

この記事を読めば、国試の1点に繋がる知識と、将来に役立つ基礎が同時に身につきます。

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止血機構を有するのはどれか。

止血機構を有するのはどれか。

1.血漿
2.細胞内液
3.脳脊髄液
4.リンパ液

  1. 血漿
    血漿は血液から血球を除いた液体成分です。血漿の中には、出血を止めるために必要な「凝固因子(フィブリノゲン)」というタンパク質が豊富に含まれています。
  2. 細胞内液
    細胞の内部に存在する体液のことです。細胞内液は代謝や化学反応の場として働いていますが、出血を止めるような止血機構は持っていません。
  3. 脳脊髄液
    脳や脊髄の周囲を満たしている無色透明な液体です。中枢神経を衝撃から守るクッションの役割を果たしていますが、止血の働きはありません。
  4. リンパ液
    リンパ管を流れる液体です。免疫に関わるリンパ球を含みますが、血液のように血液を固めて止める成分(凝固因子)は含まれていません。

第115回看護国試「午前必修問題」を一気に見直し!

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出血が止まる止血機構の具体的な仕組み

怪我などによって血管が損傷して出血すると、体は傷ついた部位に血栓を作って止血を行います。

この一連の防衛システムのことを「止血機構」と呼びます。

止血のプロセスは、大きく分けると一次止血と二次止血という2つの段階に分かれて行われます。

出典元:https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=25445367&word=%E8%A1%80%E6%B6%B2%E5%87%9D%E5%9B%BA%E3%81%AE%E6%B5%81%E3%82%8C%EF%BC%88%E6%96%87%E5%AD%97%E3%81%82%E3%82%8A%EF%BC%89

血小板が関与する「一次止血」

血管が傷つくと、まずは血液中を流れる血小板が損傷した部位に集まり、傷口を塞ぐように張り付きます。

これが「一次止血」です。

ただし、この段階で作られる血小板の血栓はまだ脆いため、そのまま放っておくと血液の流れによって剥がれてしまう危険があります。

血液凝固因子が関与する「二次止血」

この脆い一次止血の栓を、網の目のように覆ってガチガチに固めるのが「二次止血」です。

ここでは血液中に溶けている血液凝固因子というタンパク質が、連鎖的に活性化していきます。

この一連の連鎖反応を凝固カスケードと呼びます。

凝固カスケードのスタートには、次の2つのルートがあります。

  • 血管の外にある組織の傷から始まる外因系
  • 血管の内側の膜が傷つくことで始まる内因系

最終的にこの反応によって「フィブリン」という強力な線維の網が作られ、血栓が頑丈に補強されて完全な止血が完了します。

ビタミンKと納豆の関係

血液凝固因子が肝臓で作られるときには、ビタミンKが必要不可欠です。抗血栓薬の「ワルファリン」は、このビタミンKの働きを阻害する薬です。そのため、ビタミンKを豊富に含む納豆を食べてしまうと、薬の効果が消されてしまいます。これが「ワルファリン服用中は納豆禁忌」と言われる理由です。

血管修復後に血栓を溶かす「線溶系」

無事に血が止まり、傷ついた血管の修復が完了したあとは、役目を終えた血栓をそのままにしておくと血管を詰まらせる原因になってしまいます。

そのため、体は血管修復後に血栓を溶かす働きを開始します。

この仕組みを線溶系(線維素溶解現象)と言います。

ここでは、血液中にあるプラスミノゲンという成分が活性化してプラスミンという酵素に変化します。

このプラスミンが、不要になった血栓を分解してキレイに溶かし、血管を元通りの状態に戻してくれます。

止血機構に必要な成分が溶けているのは「血漿」

出典元:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/%E7%99%BD%E8%A1%A3%E3%81%A8%E6%89%8B%E8%A2%8B%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%9F%E4%BA%BA-26pyyFGnVZo

血液を遠心分離器にかけると、赤い細胞の成分と薄黄色の液体成分に分かれます。

この液体の部分が「血漿」です。

血漿の成分の約90パーセントは水分ですが、残りの部分にはたくさんの大切なタンパク質が溶け込んでいます。

そのタンパク質の中に、先ほどの二次止血で大活躍した血液凝固因子や線溶系に関わるプラスミノゲンがすべて含まれています。

つまり、血漿は出血を止めるための材料を全身に運ぶ、専用のプールのような役割を果たしているのです。

だからこそ、止血機構を持つのはどれかという問いに対して、これらすべての成分が最初から溶け込んでいる血漿が正解になります。

国試直前に見直したい止血機構と血漿の要点まとめ

止血機構と血漿の仕組みについての重要ポイントを整理します。

まず、出血を止める防衛システムには、血小板が働く一次止血と、血液凝固因子が働く二次止血の2つの段階がありました。

さらに、血管の修復が終わったあとに不要な血栓を溶かす仕組みを線溶系と呼び、ここではプラスミンが主役として働きます。

そして、これら二次止血や線溶系に必要なすべてのタンパク質成分が溶け込んでいる液体が、細胞外液である血漿です。

それぞれのキーワードと役割を結びつけて覚えておくことが、看護国試の得点アップにつながります。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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