一般病棟で身体疾患を治療している患者さんの中には、不安・抑うつ・せん妄などの精神的な問題を抱える方も少なくありません。
そんなとき、身体面だけでなく「心のケア」を含めて支援するのがリエゾンナースです。
リエゾンナースは、精神科の知識を活かしながら、一般病棟のスタッフや患者・家族と連携し、心身の回復をサポートします。
この記事では、リエゾン看護師の基本や役割についてわかりやすく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
リエゾンナースとは?
「リエゾン」とは、”連携”や”橋渡し”を意味する言葉です。
リエゾンナースとは、精神科と一般診療科の間をつなぎ、身体疾患を抱える患者さんの精神的ケアを行う看護師のことを指します。
身体の病気にかかった患者さんは、
- 手術や治療への不安
- 長期入院による気分の落ち込み
- 自殺念慮やせん妄などの精神症状
といった心理的な問題を抱えることがあります。
リエゾンナースは、そうした患者さんの心の変化を見逃さず、必要に応じて精神科医や多職種と連携をしてケアを行います。
多くの場合、精神看護専門看護師や精神科認定看護師がこの役割を担います。
リエゾンナースの主な役割
リエゾンナースは、一般病棟の中で次のような役割を果たします。

患者・家族への心理的支援
病気による不安やストレスを傾聴し、安心して治療に臨めるように支援します。
家族にも寄り添い、治療や病状への理解をサポートします。
一般病棟スタッフへのサポート
精神症状への対応が難しい看護師や医師に対してコンサルテーション(助言・相談対応)を行い、ケアの方向性を一緒に考えます。
スタッフの精神的負担を軽減することもリエゾンナースの大切な役割です。
多職種との連携・チーム医療の推進
精神科・薬剤師・臨床心理士などと連携し、患者を多面的に支えます。
身体と心のケアを統合することがリエゾンナースの特徴です。
リエゾンナースのまとめ
リエゾンナースは、身体疾患の治療だけでなく、患者や家族の心のケアも支える専門的な看護師です。
精神科と一般診療をつなぎ、医療チーム全体の支援をコーディネートします。
リエゾンナースに関する看護師国家試験問題を解いてみよう!
リエゾン精神看護に関する説明で正しいのはどれか。
リエゾン精神看護に関する説明で正しいのはどれか。
1. 直接ケアは含まれない。
2. 精神疾患の既往のある患者は対象とならない。
3. 看護師は必要に応じて精神病床への移動を指示できる。
4. 身体疾患と精神的問題とを併せ持つ患者を対象とする。
答え:4
1. 直接ケアは含まれない。
患者さんの不安や悩み傾聴し、直接ケアを行います。
2. 精神疾患の既往のある患者は対象とならない。
精神疾患の既往がある方も対象になります。
3. 看護師は必要に応じて精神病床への移動を指示できる。
精神病床への移動指示は医師が行います。
4. 身体疾患と精神的問題とを併せ持つ患者を対象とする。
リエゾンナースは、身体疾患を抱える患者さんの精神面をサポートします。
リエゾン精神看護の活動はどれか。
リエゾン精神看護の活動はどれか。
1. 行動制限の指示
2. 向精神薬の処方
3. 他科への転棟指示
4. コンサルテーションへの対応
答え:4
1. 行動制限の指示
医師が「行動制限の指示」を行う。
2. 向精神薬の処方
医師が「向精神薬の処方」を行う。
3. 他科への転棟指示
医師が「他科への転棟指示」を行う。
4. コンサルテーションへの対応
コンサルテーションとは、専門家が持つ専門知識に基づいて、課題や問題に直面している人に助言や指導を行うことです。リエゾンナースは、一般病棟へのスタッフへの助言やサポートを行います。
全問正解できましたか?
間違えてしまった人は必ず復習をしておきましょうね。
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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