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【第115回看護国試】幼児期に最も早くできるようになる手先の運動を解説!

第115回看護師国家試験

看護師国家試験でよく出題される乳幼児の発達順序に苦手意識を持っていませんか。

覚える年齢や動作が多く、暗記だけで乗り切ろうとすると混乱してしまいがちな分野です。

子どもの発達には明確な順序があり、その根拠となるのが「日本版デンバー式発達スクリーニング検査」です。

このスクリーニング検査の基準を知ると、幼児期の手先の運動がどのようなステップで成長していくのかが客観的に見えてきます。

基本のルールを覚えて、発達に関する問題を確実に得点源にしていきましょう。

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幼児期にできるようになる手先の運動とは?

乳幼児期の手先の運動で最も早くできるようになるのはどれか。

1.はさみを使う。
2.丸(円)を描く。
3.ガラガラを握る。
4.積み木で塔を作る。

  1. はさみを使う。
    3歳半〜4歳頃になると、親指とその他の指を別々に動かせるようになります。
  2. 丸(円)を描く。
    クレヨンなどを指先で持ち、意味のある形(円)を描けるようになるのは3歳頃です。
  3. ガラガラを握る。
    自分の意志で物を握れるようになるのは、首が据わる生後3〜4ヶ月頃からです。選択肢の中で最も早い段階(乳児期前半)でできるようになります。
  4. 積み木で塔を作る。
    2〜3個の積み木を積んで塔を作れるようになるのは、1歳半(18ヶ月)頃からです。

第115回看護国試「午前必修問題」を一気に見直し!

今回の幼児期にできるようになる手先の運動に関する問題だけでなく、看護国試の「午前中の必修問題すべて」をまとめて復習できる解説動画を公開しています。

通学時間や直前の国試対策に活用して、確実に必修問題の得点力アップに繋げてください!

幼児期の発達は「日本版デンバー式発達スクリーニング検査」を確認しよう!

幼児期の子どもの発達スピードには個人差がありますが、看護国試や臨床のアセスメントでは「日本版デンバー式発達スクリーニング検査(JDDST)」が重要な指標になります。

JDDSTでは、子どもの発達を「粗大運動」「微細運動・適応」「言語」「個人・社会」の4領域に分けて評価します。

各動作について「90%の乳幼児が何歳までにできるようになるか」という基準が明確に示されているのが特徴です。

そのため、スクリーニング検査の基準を確認することで、幼児期の手先の運動がどのような順序で細密化していくのかを客観的に把握できます。

【JDDST基準】手先の運動が成長していく4ステップ

日本版デンバー式発達スクリーニング検査の基準をもとに、手先の運動が成長していく流れを見ていきましょう。

出典元:石川県,健康福祉部障害保健福祉課HP(https://www.pref.ishikawa.lg.jp/fukusi/)

ステップ①:ガラガラを握る(生後3~4か月)

手先の運動は、乳児期前半に手のひら全体を使って物を掴むことからスタートします。

日本版デンバー式発達スクリーニング検査の基準では、生後3〜4ヶ月頃の赤ちゃんが自分の意志でガラガラを握れるようになります。

ステップ②:積み木を積む(1歳半~2歳頃)

幼児期に入ると、手のひらで握る動きから指先で物をコントロールする動きへと成長します。

1歳半から2歳頃になると、指先を使って2、3個の積み木を落とさずに積める(塔を作る)ようになります。

ステップ③:円(丸)を描く(3歳半頃)

3歳頃になると、目で見ているものと手先の動きを連動させる能力がぐっと高まります。

1歳半頃に見られるなぐり書きから大きく成長し、クレヨンなどを指先で持って綺麗な円(丸)を描けるようになります。

ステップ④:はさみを使う(3歳半~4歳頃)

幼児期後半の3歳半から4歳頃になると、親指とその他の指を別々に動かせるようになります。

このように指を独立して動かす高度なコントロール力が必要なため、はさみなどの道具を安全に使う動作は4つのステップの中で最も遅い成長段階になります。

看護国試に役立つ!幼児期にみられる「運動発達の3大原則」

幼児期の手先の運動を正しく理解するために、子どもの運動発達における3つの大きな原則を覚えておきましょう。

まず運動の発達は「頭部から下肢へ」と上から下へ進みます。

次に「中枢から末梢へ」という原則があり、肩や腕などの中心に近い部分から手首や指先へと発達が移ります。

最後は「粗大運動から微細運動へ」という原則です。

体全体の大きな動きから、指先をバラバラに動かす細かな動きへと成長していきます。

基本原則を頭に入れておくことで、国試の発達問題にも迷わず解答できるようになります。

幼児期にみられる手先の運動に関するまとめ

今回のまとめとして、日本版デンバー式発達スクリーニング検査の基準に沿った「手先の運動が成長していく4つのステップ」をもう一度振り返っておきましょう。

手先の運動は、生後3〜4ヶ月頃の「ガラガラを握る」ことから始まり、1歳半〜2歳頃の「積み木を積む」、3歳頃の「円を描く」を経て、3歳半〜4歳頃の「はさみを使う」へと進んでいきます。

この順番は、運動発達の3大原則である「頭部から下肢へ」「中枢から末梢へ」「粗大運動から微細運動へ」にすべて当てはまっています。

丸暗記に頼るのではなく、人間の体が成長していく仕組みと結びつけて覚えることで、国試の本番でも焦らずに正解を導き出せるようになります。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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