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【第115回看護国試】学童期にみられる身体生理機能の変化を解説!

第115回看護師国家試験

看護師国家試験の小児分野で多くの看護学生が難しいと感じるのが、「子どもの体の成長に伴う変化」です。

脈拍や血圧、呼吸のしかたなど、年齢ごとにどう変わるのかを丸暗記しようとして挫折してしまいます。

ですが、実は子どもの体のメカニズムには、誰でも一瞬で納得できる「ある成長の法則」が隠されています。

この記事では、国試の得点力をグッと高めるためのポイントを分かりやすく解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください!

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学童期にみられる身体生理機能の変化とは?

乳幼児期と比べて学童期にみられる身体生理機能の変化はどれか。

1.血圧の上昇
2.胃容量の減少
3.膀胱容量の減少
4.腹式呼吸への移行

  1. 血圧の上昇
    子どもの血圧は、心臓の発達によって血液を送り出す力が強くなるため、乳幼児期よりも学童期の方が高くなります。年齢が上がるにつれて成人へ向けて徐々に上昇します。
  2. 胃容量の減少
    体の成長に伴って胃の大きさ自体が大きくなるため、胃容量は減少ではなく「増加」します。
  3. 膀胱容量の減少
    体の成長に伴って尿を溜めるお袋である膀胱も大きくなるため、膀胱容量は「増加」します。
  4. 腹式呼吸への移行
    乳幼児期はまだ肋骨が十分に動かないため腹式呼吸をしています。学童期になると骨や呼吸に必要な筋肉が発達し、胸も使った「胸腹式呼吸(胸式呼吸)」へと移行します。

第115回看護国試「午前必修問題」を一気に見直し!

今回の学童期にみられる身体生理機能の変化に関する問題だけでなく、看護国試の「午前中の必修問題すべて」をまとめて復習できる解説動画を公開しています。

通学時間や直前の国試対策に活用して、確実に必修問題の得点力アップに繋げてくだい!

【循環器】学童期の「血圧」と「心拍数」の変化

乳幼児期から学童期にかけて、子どもの心臓は大きく成長し、1回に送り出せる血液の量が増えます。

血圧は、心臓のポンプ機能が強くなり血管の抵抗力も高まるため、年齢が上がるにつれて徐々に上昇していきます。

時期 心拍数 血圧
新生児 120~160回/分 収縮期 55~88mmHg
拡張期 30~60mmHg
乳児 80~150回/分 収縮期 70~100mmHg
拡張期 50~65mmHg
幼児 65~120回/分 収縮期 90~110mmHg
拡張期 55~75mmHg
学童期 60~100回/分 収縮期 100~120mmHg
拡張期 60~75mmHg

一方で、心拍数(脈拍数)は年齢とともに少なくなっていきます。

乳幼児期は心臓が小さいため速く拍動して回数を稼ぐ必要がありますが、学童期になると心臓が発達して効率よく血液を送れるようになり、拍動の回数が減るためです。

血圧は大人に近づくにつれて上がり、心拍数は減る」という逆の動きをセットで覚えておきましょう。

【呼吸器】学童期の「呼吸様式」と「呼吸数」の変化

乳幼児期から学童期にかけては、肺の成長や胸を囲む骨格、筋肉の発達に伴って、呼吸のしかたや回数が大きく変化します。

まず呼吸のしかたは、乳幼児期の「腹式呼吸」から、学童期にかけて「胸式呼吸」へと移行します。

乳幼児期は肋骨が十分に動かないためお腹で息をしていますが、大きくなるにつれて胸も使って息ができるようになります。

一方、呼吸数は年齢が上がるにつれて少なくなります。

肺が大きく成長して一度にたくさんの酸素を取り込めるようになるため、呼吸の回数を多くして稼ぐ必要がなくなるからです。

呼吸数は大人に近づくにつれて減り、呼吸のしかたは胸を使った形へ変わる」と整理しておきましょう。

【消化器】食事量が増える!学童期の「胃容量」の変化

乳幼児期から学童期にかけて、子どもの消化器系は食べ物を消化・吸収する力が強くなり、大人の働きへと近づいていきます。

最も分かりやすい変化は、胃の大きさ(胃容量)が子どもの体の成長に比例して大きくなることです。

乳幼児期の胃はまだ小さく、一度にたくさんの食べ物を受け入れることができません。

しかし、学童期になると胃の容量がしっかりと増加するため、一度に食べられる食事の量がぐんと増えます。

【泌尿器】トイレの回数が減る!学童期の「膀胱容量」の変化

乳幼児期から学童期への成長に伴って、おしっこをコントロールする泌尿器系の機能も大きく発達していきます。

この時期は、膀胱の大きさ(膀胱容量)が体の成長とともに大きくなります

膀胱の容量が増加することによって、一度にたくさんの尿を体の中に溜めておけるようになります。

その結果、学童期の子どもは乳幼児期に比べて排尿の間隔がしっかりと長くなり、日中にトイレへ行く回数が自然と減っていきます。

まとめ:学童期の生理機能は「大人の体に近づく変化」と捉えよう!

今回のまとめとして、乳幼児期から学童期にかけてみられる身体生理機能の変化をもう一度振り返っておきましょう。

子どもの体の変化には「大人の体に近づいていく」という共通のルールがあります。

心臓や肺、胃や膀胱といった臓器が大きく成長するため、血圧や胃容量、膀胱容量はすべて「増加」します。

一方で、一度にたくさんの血液や酸素を送り出せるようになるため、心拍数や呼吸数の回数は「減少」へと変化します。

丸暗記に頼るのではなく、人間の体が成長していく仕組みと結びつけて覚えることで、国試の本番でも焦らずに正解を導き出せるようになります。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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