看護師国家試験の社会保障制度や公衆衛生の分野では、日本の世帯がどのような状況にあるかを問う統計問題がたびたび出題されます。
「数字を覚えるのが苦手」
「どの調査を見ればいいのか分からない」
と後回しにしてしまう受験生も少なくありません。
しかし、出題されるポイントは「核家族の定義」や「データの割合」など、実はある程度決まっています。
この記事では、過去問をベースに、試験で狙われやすい核家族の知識や国民生活基礎調査の仕組みを分かりやすく解説します。
国民生活基礎調査における核家族世帯の割合とは?
令和4年(2022年)の国民生活基礎調査で、世帯数における核家族世帯の割合に最も近いのはどれか。
1.40%
2.50%
3.60%
4.70%
40%
40%という数値は、核家族世帯の実際の割合よりもかなり低いです。50%
50%という数値も、実際の割合より低いです。- 60%
令和4年の調査では、核家族世帯の割合は「58.5%」となっています。 70%
70%という数値は、核家族世帯の実際の割合よりも高すぎます。
第115回看護国試「午前必修問題」を一気に見直し!
今回の国民生活基礎調査における核家族世帯に関するだけでなく、看護国試の「午前中の必修問題すべて」をまとめて復習できる解説動画を公開しています。
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そもそも「核家族」ってなに?
看護国試の社会保障制度の分野において、世帯の動向を知る上で基本となるのが「核家族」という言葉です。
核家族とは、次の3つを指します。
- 「夫婦のみの世帯」
- 「夫婦と未婚の子どもの世帯」
- 「ひとり親と未婚の子どもの世帯」
つまり、親と子どもという「1世代」または「2世代」だけで構成されている最もミニマムな家族の形です。
祖父母と一緒に暮らす「三世代世帯」などは核家族には含まれませんので、まずはこの区別を明確に覚えましょう。
核家族世帯の割合は「国民生活基礎調査」で確認しよう!
日本の家族形態を知るためのデータは、厚生労働省が実施している「国民生活基礎調査」で確認することができます。
「2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況」は、令和5年7月4日に厚生労働省から発表されました。
詳しい内容は、以下のPDFファイルから確認することができます。
資料の3ページにある「世帯構造及び世帯類型の状況」にある表1をご覧ください。

国民生活基礎調査の統計データを見ると、先ほど解説した核家族世帯の定義に沿って詳細な割合が記載されています。
令和4年の調査では、以下のような数値になっています。
- 夫婦のみの世帯:24.5%
- 夫婦と未婚の子どものみの世帯:25.8%
- ひとり親と未婚の子どものみの世帯:6.8%
これらの数字をすべて足し合わせて計算すると、核家族全体の割合は「57.1%(約60%)」にも上ることが分かります。
核家族世帯の割合は、看護師国家試験において非常に出題されやすい重要な統計データです。
試験本番で慌てないために、最新の数値を必ず確認しておきましょう。
厚生労働省が実施している「国民生活基礎調査」とは?
国民生活基礎調査は、保健・医療・福祉・年金・所得など、国民生活の基礎的な事項を調べるために厚生労働省が実施している統計調査です。
この調査は1986年から開始され、3年ごとに大規模な調査を行い、その間の年は簡易な調査を行う仕組みになっています。

国民生活基礎調査は「3年ごと」にしか更新されないよ。だから、最新の統計を調べるときは、必ずそのデータが何年の調査を元にしているかを確認しようね!
2026年(令和8年)の今年は40回目の「簡易調査の年」に当たります。
今回の簡易調査では、6月に約5万5千世帯を対象とした「世帯票」、7月に約1万3千世帯を対象とした「所得票」の調査が行われ、その結果は2027年の夏頃に公表される予定です。
詳しくは、厚生労働省のHPを確認してください!
国民生活基礎調査における核家族世帯の割合まとめ
今回は、国民生活基礎調査における核家族世帯の動向と、この調査の仕組みについて解説しました。
国試対策として確実に覚えておきたいのは、核家族とは「夫婦のみ」「夫婦と未婚の子」「ひとり親と未婚の子」の3つの形を指すという定義です。
そして、国民生活基礎調査において核家族世帯が全世帯に占める割合は、約6割(60%)で推移しています。
また、この調査の重要データは3年ごとの大規模調査で更新されるため、統計を見るときは必ず調査年を確認しましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました!


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