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訪問看護サービスの開始で必要なのはどれか。【看護師国家試験】

国家試験対策

第95回看護師国家試験の第65問に出題された訪問看護サービスに関する問題を解説していきます。

第95回 午前65問

1. 診断書
診断書は、病名や症状などについて記載した書類です。訪問看護サービスを開始するときに診断書はいりません。

2. 治療計画書
治療計画書とは、治療計画を記載した書類です。訪問看護サービスを開始するときに治療計画書はいりません。

3. 診療情報提供書
診療情報提供書は、病状・これまでの治療経過・検査の結果・薬の内容が記載されています。 さらに、画像データがあれば、CD-ROMにコピーして同封します。訪問看護サービスを開始するときに診療情報提供書はいりません。

4. 訪問看護指示書
訪問看護事業者が利用者に対して訪問看護を提供する際に、主治の医師(主治医)から指示を受けるために交付してもらう文書です。訪問看護を開始するときに訪問看護指示書は必要です。

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訪問看護サービスに必要な「訪問看護指示書」とは?

訪問看護や訪問リハビリテーションを行うには、医師からの指示が必要です。

主治医が交付する指示書は、次の3種類があります。

  • 訪問看護指示書
  • 特別訪問看護指示書
  • 在宅患者訪問点滴注射指示書

訪問看護指示書

訪問看護指示書とは、疾病・負傷のために通院困難で在宅療養中の適切な医療を確保するための指示書です。

主治医が訪問看護の必要性を認め、利用者さんの同意を得て、利用者さんの選んだ訪問看護ステーションに指示書を交付します。

指示書の期限は1ヵ月~最長6ヶ月です。

精神科の場合は、精神科訪問看護指示書と名称が変わります。内容はほとんど訪問看護指示書と一緒です。

特別訪問看護指示書

特別訪問看護指示書は、急性増悪、終末期、退院直後などで、主治医が週4回以上の頻回の訪問看護を一時的に行う必要があると判断した場合に交付される指示書です。

特別訪問看護指示書の期限は、指示を出した診療日から14日以内です。

また、月1回しか交付できないので、本当に特別なときにしか使われません。

ただし、「気管カニューレを使用している状態にある者」「真皮を超える褥瘡の状態にある者」は、月2回交付することが可能です。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

在宅患者訪問点滴注射指示書

在宅患者訪問点滴注射指示書は、通院は困難だが点滴注射を行う必要があると医師が認めた場合に発行される指示書です。

訪問看護師が主治医の指示に基づき、週3日以上の点滴注射を実施することで算定ができます。

ただし、利用者さんの状態変化や入院などで点滴の実施が2日間以下だった場合は、使用薬剤の費用のみ算定できます。

在宅患者訪問点滴注射指示書は、看護師国家試験に出題されたことがありません。なんとなく頭の片隅に入れておくくらいで大丈夫です。

訪問看護指示書で確認しておきたい項目5選

訪問看護指示書が交付されたら、必ず確認しておきたいポイントがあります。

訪問看護の実習に行ったときには、指示書を確認させてもらい、以下の5つを確認してみましょう。

  • 指示期間
  • 主たる傷病名
  • 現在の状態および状況
  • 留意事項および指示事項
  • 医療機関名および依頼先

指示期間

訪問看護指示書の指示期間は1ヵ月~6ヶ月です。いつまで訪問看護指示が出ているのか必ずチェックしましょう。

稀に6か月以上の指示期間が書かれていることがありますが、この場合指示書が無効になってしまいます。

また、指示期間の終了が近くなってきたら、主治医に訪問看護の継続の有無を確認していきます。

主たる傷病名

ここがとても重要な項目で、利用者の主病名が記載されています。

この項目に書かれている内容で、訪問看護の利用が「医療保険」か「介護保険」かが決まります。

医療保険と介護保険では、自己負担額や訪問頻度が異なります

しっかりと確認して、利用者さんの使っている保険をチェックしてみましょう。

現在の状態および状況

利用者の症状や服薬している薬剤および投与量、投薬方法などが詳細に書かれています。

また、日常生活において自分で行えることや認知症の有無など、様々な情報が記載されているので、利用者のところに行く前に確認して、イメージを膨らませておきましょう。

留意事項および指示事項

留意事項および指示事項には、訪問看護師に気を付けてほしい内容が書かれています。

日常生活での危険行動や意識して行ってほしいケア、薬剤やケアの開始・中止基準など、医師の指示が書かれているので必ずチェックします。

看護師は医師の指示のもと診療の補助や療養上の世話を行うので、この項目はしっかり確認しましょう。

医療機関名および依頼先

医療機関名および依頼先は、主治医を判断するのに役立ちます。

高齢者は複数の疾患を抱えており、複数の医師が見ているためどこに相談すればわからない状況になります。

その時、主治医がいれば、まず主治医に相談し、必要に応じて他の医師へ相談・受診調整の指示を受けることができます。

この項目もしっかり確認しておきましょう。

訪問看護サービスの開始で必要なものまとめ

訪問看護を開始するのは、訪問看護指示書が必要です。

訪問看護指示書には、①訪問看護指示書、②特別訪問看護指示書、③在宅患者訪問点滴注射指示書の3種類あります。

それぞれ指示書は、特徴が異なり、違う部分を看護師国家試験では問われます。

なので、指示期間や発行回数などはしっかりと覚えておきましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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