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成人の主気管支の構造で正しいのはどれか【看護師国家試験】

国家試験対策

第103回追試の午前28問で出題された気管支の構造に関する問題を解説します。

第100回 午後27問

1. ①
この図は左右の太さや長さ、角度が同じである。気管支は左右非対称な構造をしているため、異なる。


2. ②
この図は右主気管支が長く、左主気管支が急な角度になっているので誤りである。


3. ③
右主気管支は短く、太い。一方、左気管支は長く、細い。このように構造が違うのは、心臓が正中よりやや左側に心臓が位置しているからです。


4. ④
左右の主気管支に太さ・長さ・傾斜度の違いがない。

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成人の主気管支は左右で構造が異なる

主気管支の構造を確認してみましょう。次の画像を見てください。

気管は1本の管で、第4~5胸椎の高さで分岐して、左右の主気管支になります。

左右の主気管支にはいくつかの異なる特徴があります。

まず、分岐角度についてです。右主気管支は約25度の急角度で、左主気管支は約45度とより緩やかです。

また、右主気管支は左主気管支よりも直径が大きく、長さは短いです。

主気管支が左右で構造が異なるのは心臓があるから

では、なぜこのように構造が違うのでしょうか?

その理由は、心臓が体の左側に位置しているからです。

心臓は身体の中心よりやや左側にあるため、左主気管支は心臓を避けるようにより水平に走行し、長さも長くなります。

これに対して、右主気管支は心臓の影響を受けず、より垂直に近い角度で短くなります。

さらに、右肺は3つの葉、左肺は2つの葉を持ち、右肺の方が大きいため、右主気管支はより太くなっています。

解剖学的構造が理由で、左右非対称な形をしていると覚えておきましょう。

肺炎や異物混入は右主気管支に多い

気管支の構造が異なることを理解していると、臨床での判断がしやすくなります。

特に、右主気管支に異物が入り込みやすいということは重要です。

右主気管支は分岐角度が急で、かつ短いため、食べ物や異物を誤って吸い込んだ場合、右気管支に詰まりやすいです。

そのため、誤嚥性肺炎や異物混入による問題は右肺に多く発生します。

このことを知っておくと看護現場で患者さんの状態を迅速に評価し、適切な処置を行うのに役立ちます。

成人の主気管支の構造まとめ

成人の主気管支は左右で構造が異なります。表でまとめてみました。

構造に違いがあるのは、心臓の位置が関係しています。

右主気管支は分岐角度が25度と急で短く、左主気管支は45度と緩やかで長いです。また、右気管支が太く短いことから、異物が右肺に入りやすくなります。

この解剖学的な違いを理解できると誤嚥や異物混入のリスクを評価し、適切なケアを考えて実施することができます。

看護学生はしっかりと気管支の構造を覚えておきましょう!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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